30代はほぼコーヒーのお仕事に携わっていた。
と言っても、美術館内の喫茶スペースのお仕事だったので、自家焙煎ではなかったし、老舗の豆屋さんの豆を仕入れていたので
これと言って自分が何か…というわけではないのだけれど
仕事としているのに、何も知らずおままごとをしているのはいやなので
方々あらゆる講習にも自ら参加した。
ドリップひとつにしても、焙煎ひとつにしてもいろんな原理や観点からの考え方があるもの。
嗜好品を愛してしまった、
途方もないコーヒーの旅をしている人々にたくさん出会えた。
そんな彼らの話は、いつも浪漫がありユーモアがあり、人と人の温かさを感じるストーリーがある。
そしてその真ん中にはいつも、コーヒーがある。
今はコーヒーのお仕事からは離れてしまったけれど、
小さく開かれるコーヒー講習をめがけては、ちょこちょこと足を運んでいる。
何を学びに行っているのか
本題はズレているかもしれないけれど、コーヒーを愛する旅人のお話はいつも胸をときめかてくれる。
そんな尊い学びなのかもしれない。
#コーヒー