わたしが子どもの頃、おかっぱヘアにしていることが多かった。
仕事で忙しい母が美容室に予約を入れて、予約の日時に1人でお金を持って切りに行き、
椅子に座ると自動的にその髪型に仕上がるというシステムだ。
小学3年の時に、テレビで初めてちびまる子ちゃんが放映を開始した。
当時「りぼん」に掲載されていて、
似た髪型で、同じ学年で親近感をもって大好きだったちびまるこちゃんが
TARAKOの独特な声で、画面の中で動き出すことは私にとって甚だセンセーショナルな出来事だった。
わたしは大人になってからもさくらももこのエッセイを読み続けた。
さくらももこを取り巻く作家、よしもとばななや岡田あーみん、一条ゆかりなども併せて愛した。
さくらももこの物事を見る視点に私は敬意を払っている。
いつもどこかネガティブでも、ふつふつと湧きでる笑いがあり救いがある。
かとおもえば、本当に同じ人が書いたのかなと思うほど時々ものすごく繊細なストーリーを書く時がある。
ユーモアと繊細の嗜み様が
とても魅力なひと。
私もそうでありたい。