サウナがすきだ。
時間に追われる季節じゃない限り
近くの温泉のサウナに週に2回は行く。
姉の影響でサウナスパ健康アドバイザーの資格をとったのもきっかけのひとつ。
もう一つのきっかけは「サ道」というドラマだ。
原田泰造演じる主人公が、仕事の合間に立ち寄ったサウナで、見様見真似でサウナを体験して「整う」を体験して、ハマってしまうというストーリーだ。
その「整う」様子が最たる悦楽のように描写されている。
サウナで「整う」という言葉はよく用いられがちだが、テキストにも載っていない未知のゾーンに、私は深い興味を持った。
いてもたってもいられず早速お風呂セットを抱え、
テキスト通りに、正しい入り方をする原田泰造を思い出しながら私もサウナ、水風呂、休憩、サウナ、水風呂、休憩を繰り返す。
3度目の休憩辺りで、私は気絶していた。
椅子にもたれ、タオルもハットも床に落ち、
全裸で果てた様子で眠り込んでいたのだ。
どのくらい眠っていたのだろうか。
目覚めた時、形容し難いゆったりとしたリラックスしきった心持ちになっていた。
こ、これが、整う…?
そんなゾーンを体験したことが
サウナにハマってしまった所以である。
近年のサウナブームのおかげか、
サウナ室は以前より秩序が守られているように思う。
以前は、なんのメリットがあるのか体にビニールを巻きつけたおばさまたちが鮨詰め状態の給湯室のような光景が繰り広げられていたが、
最近は、小さなサウナマットを持ち込み、マットを消耗しないように配慮し、
おしゃべりする人もグッとへってとても治安の良い空間になっている。
時代と共に人が生きている軌跡を
感じる一コマでもあるのだ。
#サウナ#整う